大川の重賞見解
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9月18日(日)に中京競馬場芝2000mを舞台に行われるローズS(G2)。
3着までに秋華賞の優先出走権が与えられるトライアルレースであり例年阪神競馬場で行われていましたが、京都競馬場の改修工事に伴う開催日割変更によって今年も中京競馬場の芝2000mで行われます。
阪神競馬場で行われていた時期はオークスからの直行組や春の重賞を使った組がしっかり地力を見せて好走する印象が強いレースでしたが、中京開催となった20年は2着のムジカ、3着のオーマイダーリンが条件戦をステップに好走。
昨年も連対馬がともに前走で条件戦を走ってきており、今年も夏に勝ち上がって力をつけてきた上がり馬に注意が必要です。
先週の中京競馬場はセントウルSでコースレコードが出ており、今週も引き続き高速馬場であることが予想されます。
開催日の天候にもよりますが、馬券においては高速馬場への対応力もポイントとなりそうです。
本命は◎メモリーレゾン。
一勝クラスを勝ち上がってきた馬が多い中、この馬は前走で牡馬混合の二勝クラスを勝利。
51kgというハンデに恵まれたこともありますが、大外を豪快に突き抜けた末脚は圧巻でした。
デビュー戦は1200mでしたが、一戦ごとに距離延長を克服してきており今回はさらに1F距離が伸びますが対応可能とみています。
キャリア5戦のうち4戦で上がり最速をマークしているように、スムーズに運べれば終いは確実に伸びてくる馬であり、広い中京コースに舞台が変わる点もプラスに働くのではないでしょうか。
対抗に○セントカメリア。
前走の月岡温泉特別は2着でしたが、セントライト記念でも好走が期待されるラーグルフ相手に半馬身差と力は示しました。
二走前のあずさ賞では、おなじくセントライト記念で人気を集めそうなガイアフォースに競り勝っており、世代の牡馬上位クラスとも遜色なく渡り合えています。
中京コースでの経験値も高く、前述のあずさ賞と未勝利戦を今回と同じ2000mの距離で勝利していますし、中京自体は今回で5戦目となります。
前走を見る限り時計勝負にも対応できますし、重馬場で2勝しているように道悪競馬への対応力も完備。
いつものような好位でレースを運べれば、ここでも有力な一頭です。
▲にサリエラ。
脚部不安による休養を挟んだ前走の一勝クラスでは上がり最速32.9の末脚で勝利。
兄姉にサラキアやサリオスがいるという良血馬らしいレースを見せてくれました。
前走で少しエンジンのかかりが遅いように見えましたが、キャリア2戦目ということもあったでしょうし、中京コースであれば多少エンジンのかかりが遅くてもカバーできるのではないかと思います。
ここまで能力だけで走ってきているようなところがありますが、精神的に成長すれば本番の秋華賞でも面白い一頭だと思います。
以下、レースぶりに幼さが残るものの決め手は鋭い△ルージュリナージュ、オークスからの巻き返しに燃える△アートハウス、タフな小倉の2000mを勝ち上がってきた△ラリュエルまで抑えます。
馬券は印を打った6頭の三連複BOXで勝負したいと思います。
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