【アルゼンチン共和国杯】G1馬を多数輩出する伝統のハンデ重賞!

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大川の重賞見解

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大川慶次郎

11月6日(日)に東京競馬場芝2500mで行われるアルゼンチン共和国杯(G2)

昨年はオーソリティが20年に続く連覇を果たし、その後のジャパンカップでも2着と好走。

ほかにもゴールドアクターやシュヴァルグラン、スワーヴリチャードらがこのレースでの勝利をきっかけにG1の舞台でも好走しました。

府中の2500mという距離はダービーから100m伸びただけですが、坂の下スタートであることから坂を2回登ることになり傾向は大きく異なります。

サンデー系の中ではキレ味型のディープインパクト産駒よりもハーツクライやステイゴールドの産駒が好走しているようにスタミナが大きく問われる舞台。

豊富なスタミナと共に、長い距離でも折り合える気性面なども重要になってきます。

本命は◎テーオーロイヤル。

4000mという距離であっても不安を感じないと思えるほどの折り合いの良さが魅力の馬。

昨年は1勝クラスから破竹の四連勝でダイヤモンドSを制覇し、天皇賞春の舞台でも3着と好走しました。

連勝中の内容を見ても折り合い面での不安は一切見られませんでしたし、そのあたりは少し折り合いを欠くだけでも最後にガス欠するような今回のコースにおいては最も大きな強みとなります。

前走のオールカマーは5着に敗れましたが、天皇賞春からの休養明け初戦ということを考えればまずまずの内容でした。

トップハンデとなる57.5kgを背負いますが、一度使われて上積みが見込めますし距離やコース形態への不安はありません。

例年より一枚落ちるといった印象の今年のメンバー構成なら、勝ち負けが期待できる一頭かと思います。

対抗に○キラーアビリティ。

先週の天皇賞秋では3歳馬のイクイノックスが勝利しあらためて今年の3歳世代の強さを証明しましたが、キラーアビリティも3歳世代のG1ホース。


皐月賞では見せ場を作れなかったものの、ダービーでは後方から脚を使って6着とまずまずの内容を披露しましたし、折り合い面に不安がある中で2400mという距離をこなせた事は今後に向けての大きな収穫だったと思います。


未勝利戦やホープフルSの内容を見る限りベストは内回りコースなのではないかとも思いますが、個人的にハイレベルだと感じている今年の3歳世代のG1ホースということで、今年のメンバーなら本質的に向かない条件であっても上位に食い込めると思っています。

▲にディアマンミノル。

昨年のこのレースで5着と掲示板を確保しましたが、ドスローともいえる流れの中を最後方から終いの脚だけで上位に食い込みました。

速い上がりが求められるレースよりも適度に上がりのかかるレース向きのスタミナ豊富な馬で、道中後方に置いていかれることも多いことから展開にも左右されやすいのですが、毎回しっかりと脚を使ってくれることからついつい追いかけたくなってしまう馬です。

同条件だった今年の目黒記念では勝ち馬から0.1秒差の4着でしたし、展開次第では馬券圏内に食い込んでくるのではと期待しています。

スタミナ勝負に強い血統の△シルヴァーソニック、一昨年の2着馬△ラストドラフトの2頭も押さえます。

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