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今週の重賞展望
今週は東京競馬場で重賞レース【共同通信杯】が開催されます。
当レースはジオグリフ、エフフォーリア、ダノンキングリー、アドマイヤマーズ、スワーヴリチャード、ディーマジェスティ、リアルスティール、ドゥラメンテ、イスラボニータと、近10回の連対馬だけでも9頭がGI馬へ育っている登竜門レースです。
いよいよクラシックへ向けた本格的な戦いがはじまっていくわけですが、【共同通信杯】の好走馬をデータ面で紐解いていきたいと思います。
過去10年
■人気
1番人気【1.3.2.4】
勝率10.0% 複勝率60.0%
2番人気【1.0.3.6】
勝率10.0% 複勝率40.0%
3番人気【5.2.1.2】
勝率50.0% 複勝率80.0%
4-6番人気【3.4.2.21】
勝率10.0% 複勝率30.0%
7-9番人気【0.1.1.26】
勝率0.0% 複勝率7.1%
10番人気以下【0.0.1.21】
勝率0.0% 複勝率4.5%
1番人気は過去10年で1勝のみとなっており、複勝率は60.0%なので馬券圏内でみると及第点といった感じでしょうか。
続く2番人気は1勝、2着が無く、3着3回と、寂しい成績となっております。一方、3番人気は5勝、複勝率80.0%と大活躍。4-6番人気は3勝、複勝率30.0%と人気面を考慮すれば上々の成績。
人気面から選ぶなら妙味も含め3番-6番人気から選んでもいいかもしれません。
ちなみにデータ面からもわかるように、頭数が揃わない年が多いこともあるので低人気での好走はほとんどありません。
■乗り替わり有無
継続騎乗【7.3.4.33】
勝率14.9% 複勝率29.8%
単勝回収率124% 複勝回収率69%
乗り替わり【3.7.6.47】
勝率4.8% 複勝率25.4%
単勝回収率22% 複勝回収率90%
騎手の乗り替わりのデータを調べてみると前走と同じ騎手が乗る継続騎乗のほうが好走率が高く、特に勝率は乗り替わりの約3倍の数値となっていることがわかります。
やはり3歳馬の重賞レースということもあり、成長途上でまだ課題も多い3歳馬は特徴や癖を知っている騎手のほうがうまく御すことができると言えそうです。
■キャリア
1戦【2.3.2.7】
勝率14.3% 複勝率50.0%
2戦【2.0.2.14】
勝率11.1% 複勝率22.2%
3戦【4.5.4.27】
勝率10.0% 複勝率32.5%
4戦【2.1.2.11】
勝率12.5% 複勝率31.3%
5戦以上【0.1.0.21】
勝率0.0% 複勝率4.5%
もっとも好走率が高いのがキャリア1戦の馬になります。すべて新馬勝ちの馬です。出世レースとして知られるように、経験よりも素質が問われるレースでありキャリアはあまり気にしなくて良さそうです。
■前走クラス
新馬【2.3.2.7】
勝率14.3% 複勝率50.0%
未勝利【0.0.0.9】
勝率0.0% 複勝率0.0%
1勝クラス【4.2.1.21】
勝率14.3% 複勝率25.0%
OP特別【0.1.0.4】
勝率0.0% 複勝率20.0%
重賞【4.4.7.36】
勝率7.8% 複勝率29.4%
好走率がもっとも高いのは、先のデータで示した通り新馬組。複勝率50.0%で2頭に1頭は馬券になる計算です。
前走が未勝利組は馬券内ゼロ。素質が大きく問われるレースだけに新馬戦を一発クリアできないような馬では太刀打ちできないと言えます。逆に1勝クラス組は前走クラス別で最多タイの4勝を挙げていることに注目ですね。
重賞組は成績がよくないですが、前走重賞着順がいい馬のほうが走っていて前走5着以内だと【3.3.6.20】とデータは高くなっています。
ちなみに、前走重賞の中での重賞別で成績を見てみると、ホープフルS【2.0.0.6】、朝日杯FS【0.3.0.6】、京都2歳S【0.0.1.5】、シンザン記念が【0.0.1.2】となっており、朝日杯FS組からは勝ち馬が出ていなく、京都2歳S組とシンザン記念組はいずれも3着止まりとなっています。
ベラジオボンドに期待です。
前走の新馬戦は好スタートから楽に先行し、道中では挟まれる厳しい競馬も直線で追われると鋭く伸びて最終的には2着馬に3馬身突き放す圧勝劇を披露しました。鞍上は新馬から継続騎乗の岩田望来、管理する上村厩舎は今年絶好調ですし厩舎の勢いも味方に重賞制覇しクラシックの主役候補に期待です。
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