【大阪杯】国内の中距離チャンピオン決定戦！人気馬に待った！をかけるダークホースとは･･･

大川の重賞見解

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4月2日(日)に阪神競馬場芝2000mで行われる大阪杯(G1)。
「産経大阪杯」の名称で長く親しまれていたレースでしたが、2017年から「大阪杯」としてG1に昇格。
有力馬が国外に進出するこの時期に、国内の春の中距離王決定戦として生まれ変わりました。
G2時代から夏の札幌記念と並んでスーパーG2と呼ばれることも多く、歴代勝ち馬にはトウカイテイオーやダイワスカーレット、オルフェーヴルなど大物がズラリと並びます。
舞台となる阪神2000mは内回りコースを使用。
直線の急坂を二度越える必要があり、最後の直線が短いことからロングスパート戦になりやすく非常にスタミナが問われる舞台設定。
後方からの直線勝負では届かないことも多く、基本的には道中で中団より前のポジションを取れるかどうかがポイントとなります。

本命は◎ヒシイグアス。
昨年の4着馬で、その後宝塚記念でも2着と好走した実力馬。
7歳を迎えましたがここまで大事に使われてきており、晩成傾向の強いハーツクライ産駒ということもあって年齢による割引きは必要ないでしょう。
昨年は馬券圏内に惜しくも届きませんでしたが、香港カップからの直行というローテもあったかと思います。
今年は中山記念を一叩きしてここに挑みますし、その叩きであった前走も馬体重を14kg増やし、出遅れて後ろから進めたにも関わらず完勝といえる内容でした。
スムーズな臨戦過程で挑める今回は、昨年以上のパフォーマンスを見せてくれることと思います。

対抗に○ラーグルフ。
前走の中山記念は負けて強しという内容でしたね。
コーナーではほとんど持ったままでポジションを上げられる内回り向きなところを見せてくれました。
最後に届かなかったのはヒシイグアスが強かったこともありますが、外外を通ってきた位置取りの差もあったと思います。
３歳秋以降の充実ぶりは素晴らしく、今回は大きく相手関係が強化されますが、得意としている内回りコースで一発の可能性はあると見ています。

三番手に▲ジェラルディーナ。
昨秋はオールカマー、エリザベス女王杯と連勝。
迎えたグランプリ有馬記念は3着でしたが、勝ち馬のイクイノックスはもはや芝で世界最強と言っても過言ではない馬。
そんなイクイノックスから0.7秒差までくらいついたあたり、やはりこの馬も力は秘めているなと感じました。
今回鍵になりそうなのはポジション取り。
後方に位置しがちな馬ですが、オールカマーのようにある程度前で流れに乗れればここでも結果を残せるだけの能力はあると思っています。

△マリアエレーナも人気薄ですが注目しています。
小倉記念やマーメイドSで結果を残しているように小回り向きの器用さを持つ馬。
前走の金鯱賞は定位置とも言える好位を取れなかったこと、そして内の窮屈なポジションにいたこともあって8着でしたが、今回は前走よりも前の位置で流れに乗れれば面白い一頭です。

馬券は上記4頭に加え、△ジャックドールを加えた5頭の馬連BOXで勝負したいと思います。