リバティアイランドの二冠制覇に待ったをかける馬は現れるのか！？オークス！

大川の重賞見解

↓勝負予想は無料でこちらから

5月21日(月)に東京競馬場芝2400mを舞台に行われる牝馬三冠の2戦目、優駿牝馬。
ダービーと同じ2400mという距離は3歳牝馬にとってほとんど経験したことが無い未知の距離。
それに加えて短距離戦線を歩んできた馬の参戦も少ないため、桜花賞とは異なりハイペースで飛ばすような馬はほとんど現れず、スローから平均ペースで進んでからの直線勝負となりやすい特徴があります。
今年のメンバーを見渡しても逃げ馬らしい逃げ馬はトライアルを逃げて勝利したゴールデンハインドがいるくらい。
枠順にもよりますが、今年もハイペースになるようなことはないと予想しています。
ローテーションは前走桜花賞組の成績が良く、別ステップ組は不振傾向。
やはり2400mというタフな舞台設定で行われるため、レース間隔が短くなるトライアル組には過酷な条件なのだと思います。
今年も基本的には前走桜花賞組を中心視して、別路線で狙うのであればローテーション的にゆとりを持った馬を狙ってみたいところです。

本命は◎リバティアイランド。
おそらく単勝一倍台のオッズになるかと思いますが、この馬が不動の本命です。
桜花賞の走りは細かい説明が不要なほど圧巻の一言。
ほぼ最後方から全馬ごぼう抜きというのは2014年の桜花賞馬ハープスターの勝ちっぷりを見るようでした。
ただ同じ後方一気でもハープスターと異なるのは14年の桜花賞が大逃げ馬がいて前が潰れた差し決着だったのに対し、今年の桜花賞は逃げ馬を見る形で進めたコナコースト、ペリファーニアといった先行勢が馬券圏内に入る展開だったという点です。
そのあたりから、純粋な力関係を比べるのは難しいもののリバティアイランドの勝ち方の方がハープスターの勝ち方よりも強かったのではと感じています。
不安材料はやはり距離だと思いますが、前述のとおりオークスは3歳牝馬にとって未知となる2400mという距離のためハイペースにはなりづらく、例年通りスローで進んでの末脚勝負となれば崩れることはまずないと見て本命で勝負したいと思います。

対抗に○シンリョクカ。
ゆったり目のローテーションという観点から面白い一頭。
阪神JF2着の賞金を持ちながら、今年の桜花賞は賞金ボーダーが高く、一時は出走が危ぶまれたものの回避馬の出現によってギリギリ出走可能となりました。
トライアルを使わなかったおかげでオークスが年明け2戦目と、他馬よりもフレッシュな状態で使えますし、そもそもキャリア自体今回が4戦目。
のちのちは適性に近いであろうマイルから2000mあたりの距離を主戦場にするのではと思いますが、この時期の牝馬限定2400mというやや特殊な条件であれば、距離不安よりもいかに疲れのない状態で挑めるかという点が重要になるのではと考え、人気はあまりしないと思いますが二番手評価の重い印を打ちます。

▲にミッキーゴージャス。
父ミッキーロケット×母ミッキークイーンという、まさに野田みづきオーナーゆかりの血統とも言うべき血の持ち主で、今回別路線組の中では最も面白い一頭だと思います。
まだ不透明ではありますが今週末も関東圏は雨の予想であり、新馬戦を重馬場で五馬身差の圧勝、前走も稍重馬場で勝利したこの馬にとっては重い馬場は絶好のコンディション。
母ミッキークイーンは15年のこのレースの勝ち馬ですし、父のミッキーロケットも稍重馬場の宝塚記念で勝利するなど血統的にはスタミナ十分。
キャリアは浅いものの、各馬が切れ味を削がれるような展開や極端に重い馬場状態になれば頭まであるのではと思っています。

そのほか、距離が伸びて良くなりそうな△ペリファーニア、タイトなローテではあるものの展開がハマりそうな△ゴールデンハインド、チグハグな競馬が続いているものの素質は高い△ドゥーラまで抑えます。

馬券は◎リバティアイランドから印を打った5頭への馬単一頭軸流しと、馬場が渋れば▲ミッキーゴージャスを頭にした馬単流しも購入したいと思います。