4月9日土曜日に阪神競馬場芝1600mで行われる阪神牝馬S(G2)。
ヴィクトリアマイルに向けての重要なステップレースであり、2016年からは距離が1400mから本番と同じ1600mに伸び、より重要度が増しています。
実際に、17年にはアドマイヤリードとジュールポレールがこのレースをステップに本番でも1、3着と好走。
18年のジュールポレールとリスグラシュー、20年のサウンドキアラ、昨年のマジックキャッスルらも、このレースをステップに本番でも好走しています。
1400m時代も含めた過去10年のレースを振り返ると、ハイペースで流れた年はなく、平均ペースからスローで流れてからの瞬発力勝負になりやすいレース。
近三年はレースの時計が1分32秒台〜33秒台と早い時計での決着となっており、上がりの脚も33秒台が求められる傾向となっています。
本命は◎ジェラルディーナ。
3歳時は世代限定戦で賞金を積むことが出来ず、6月の古馬混合戦から再スタートという形になりましたが、1勝クラスで一度敗れはしたもののその後は連勝でオープン入り。
近二走はチャレンジカップ、京都記念と重賞で連続4着とあと一歩馬券圏内に届かない競馬が続いていますが、この重賞二戦はともに内回りコースでのもの。
1勝クラスの小倉1800mの一戦で優秀な勝ち方をしていますが、その後は阪神の外回りコースでキレる脚を使って勝ち上がっており、直線の長い外回りコースがベストの条件なのではないかと思います。
エンジンのかかりが少し遅い馬なのでマイルという距離が鍵になりそうですが、末脚の破壊力はこのメンバーの中でも見劣りはしません。
ここを勝利し、今年の牝馬路線を盛り上げてほしいと期待しています。
対抗に○アカイトリノムスメ。
昨年の桜花賞での1.31.3という時計はこのメンバーの中でも最上位。
前走のエリザベス女王杯は人気を背負いながら7着と敗れましたが、ハイペースの中レイパパレを終始マークする形で脚が溜まらなかった印象です。
久々のマイル戦となりますが、2、3歳時はマイル戦でクイーンCを含む三連勝をしていらように歓迎の舞台。
別定戦で一頭だけ56kgを背負う点が気になり対抗評価としましたが、VMを見据えるのであれば56kgという斤量もクリアしてもらいたいところです。
▲にデゼル。
昨年のこのレースで上がり32.5という豪快な脚を使って差し切り勝ち。
その後は重賞でイマイチなレースが続いていましたが、前走の愛知杯は大外を強襲し3着と復調が感じられる内容でした。
末脚のキレは昨年のこのレースを見ても分かる通りかなりのものを持っていると思いますし、実績のある阪神外回りコースに舞台を変えての前進に期待しています。
馬券は上記三頭の馬連BOXで勝負したいと思います。
コメント