【京成杯AH】サマーマイルシリーズの最終戦!

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大川の重賞見解

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大川慶次郎

9月11日(土)に中山競馬場芝1600mを舞台に行われる京成杯AH(G3)。

今年で67回目を数える歴史あるハンデキャップ重賞で、2012年からはサマーマイルシリーズの最終戦を担うレースとなりました。

近年はサマーマイル王者を狙う馬たちと、秋の大一番であるマイルCSを見据える馬たちが集まり、毎年ハイレベルなメンバーが顔を揃えるようになりました。

中山のマイルコースは内枠の馬を狙うのが定石という時代もありましたが、近年のこのレースは外から早い上がりを使った差し馬が優位な傾向があります。

とはいえ19年や20年など逃げ馬がそのまま残る展開になる年もあり、ハンデ関係も含めて非常に難解な一戦。

開幕週らしく1分30秒台という超高速タイムでの決着になることもあり、早い時計への対応力や、どんな展開でも競馬が出来る自在性のある馬を狙ってみたいところです。

本命は◎ミスニューヨーク。

小回りコースで立ち回りの上手さを武器にしていた馬ですが、昨年のターコイズSで最後方からの大外一気の脚で差し切り勝ちをしたように、強烈な決め脚も備えています。

近二走は10着、4着と敗れていますが、VMはG1のハイレベルなメンバー関係と、左回りの大箱コースと条件が向かなかったと思います。

前走の中京記念は上手くスロー逃げに持ち込んだベレヌスが見事だったのもありますし、ミスニューヨーク自身は最後の直線で挟まれる不利があり、その不利がなければ馬券圏内には入っていたのではないかと思わせる内容。

中間の天気から馬場が渋る可能性もありますが、道悪にも対応できるピッチ走法ですし、自在性の高さから馬券の軸には最適な一頭ではないかも思います。

対抗に○ベレヌス。

前走の中京記念を見事なマイペースに持ち込んで逃げ切りました。

スローで逃げて直線で後続を突き放した前走の内容も見事でしたが、二走前の2着に終わった谷川岳Sでも今年の関屋記念の勝ち馬ウインカーネリアンにくらいついており、自分のペースで逃げることが出来ればかなりしぶとい馬だと思います。

高速決着になった場合に対応出来るかが鍵になりそうですが、典型的な逃げ馬がこの馬くらいしか見当たらないメンバー構成ですし、距離もマイルに短縮する点は個人的にはプラス材料だと思っています。
いつもの自分の競馬ができればチャンスはあるのではないでしょうか。

上がりのかかる展開になれば▲クリノプレミアムも妙味十分。

前走のVMはコース形態がこの馬向きではなく完全に参考外と見ていい一戦。

そんな中でも、着順こそ16着でしたが勝ち馬とは1秒しか負けておらず、不向きな舞台でも力は見せたかなと思える内容でした。

極端に上がりが早くなる展開では向かないと思いますが、適度に上がりのかかるレースになれば、前走16着からの一変があっても不思議ではありません。

△ファルコニアも高く評価しています。

どんな条件でも掲示板を外さない安定感は大きな武器。

ただ、同時に勝ち切るだけの決め手に欠ける部分があるため△評価としましたが、直線の広いコースよりも中山マイルというトリッキーな舞台設定の方がその欠点も多少補えると思いますし、馬券の買い目には必ず入れておきたい一頭です。

以下、前走の関屋記念でまだ終わっていないところを示した△シュリ、距離短縮で見直したい△シャーレイポピーまで印を打ちます。

馬券は三連複一頭軸流し
◎→○、▲、△、△、△
で勝負します。

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