【マイルCS】G1馬5頭が参戦する秋のマイル王決定戦!

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大川の重賞見解

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大川慶次郎

11月20日(日)に阪神競馬場芝1600mを舞台に行われるマイルCS(G1)
今年は安田記念の覇者であるソングラインは出走しませんが、サリオスやシュネルマイスターをはじめG1馬が5頭参戦する豪華な顔触れとなりました。
2020年、21年に続き今年も阪神コースでの開催となりますが、その近二年はグランアレグリアが連覇。
ともに前半はスローで流れながらも勝ち時計が1分32秒台だったあたり、いかに早い上がりを使えるか、そして11秒前後の早いラップが続いてもその脚を持続させることが出来るかという点が鍵になりそうです。
また、昨年の阪神競馬場はエリザベス女王杯からマイルCSへの一週間で馬場傾向がガラリと変わりましたし、週末は雨の予報もあります。
レース直前まで馬場コンディションの見極めも重要なポイントとなります。

本命は◎ソウルラッシュ。
昨年末から怒涛の四連勝で重賞馬の仲間入りを果たしました。
安田記念では上手く捌くことが出来ずに13着と敗れましたが、勝ち馬から0.6秒差であり着順以上に良い内容だったのではと思います。
かつては早い上がりを求められるレースや高速決着にはあまり向いていないタイプの馬だと思っていたのですが、近走は安田記念、富士Sと共に上がり33秒台、走破時計も1分32秒台とスピード勝負にも対応出来るようになってきており、現在はキャリアを重ねて万能タイプのマイラーとなっている印象です。
早い上がりにも対応可能で、ルーラーシップ産駒らしくスタミナも兼ね備えており、渋った馬場での勝利経験も豊富と、まさにどのような展開、馬場になっても対応できる馬に成長してきており、極端なスピード決着にならない限りは馬券の軸として信頼できる一頭かと思います。

対抗評価が○サリオス。
前走の毎日王冠で久々の勝利をあげましたが、半馬身という着差以上に強いレースぶりでした。
そのレースでは、直線半ばで外を伸びるジャスティンカフェの完勝だろうと思ったほどサリオスは内の窮屈なところにいたのですが、最後に馬群の間を割って突き抜けた脚は本当に見事でした。
古馬になってからは勝ちきれない競馬が続いていたものの、ずっとG1の舞台で好走を続けてきており、ハーツクライ×ドイツ血統という奥手な血統面からも年齢を重ねた今が最盛期かもしれません。
絶対的な存在がいないマイル界において、今回は久々のG1勝利の大きなチャンスではないでしょうか。

▲にジャスティンカフェ。
ラスト3Fの瞬発力比べになれば、この馬の爆発力は見逃せません。
キャリア11戦中7戦で上がり最速の脚を繰り出しているようにラストの脚はこのメンバーの中にあってもトップクラスでしょう。
とはいえ展開面に左右されることも多く、極端なスローペースで流れると差し届かないこともしばしば。
前走の毎日王冠はサリオスとは対照的にスムーズに外を通りながらも最後に屈してしまったあたりサリオスよりも上の評価にすることはできませんが、馬場が重くなったり、逃げ馬不在の予想に反してハイペースになったりすれば逆転の目もあると見ています。

以下、持ち時計とマイル適性の高さが魅力の△ソダシ、前目の位置で流れに乗れる今レース唯一のディープインパクト産駒△ファルコニア、昨年の2着馬△シュネルマイスターまで買い目に入れます。

馬券は三連複一頭軸流し
◎→○、▲、△、△、△の10点で勝負です。

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