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今週の重賞展望
今週は日曜日に東京競馬場芝2400mで重賞【日本ダービー】が開催されます。
2022年に誕生したサラブレッドが目指す頂点・日本ダービー。競馬で最も盛り上がるレースの1つであり、日本ダービーは多くのＧ１レースの中でも別格の存在で、競馬関係者も「1番勝ちたいレースは？」と質問されたら即答で日本ダービーと答えるくらい特別なレースです。
では【日本ダービー】の好走馬をデータ面でチェックしていきましょう。
■人気
※過去20年分。
1番人気【7-4-3-6】
勝率35.0％ 複勝率70.0％
2番人気【2-4-1-13】
勝率10.0％ 複勝率35.0％
3番人気【5-3-1-11】
勝率25.0％ 複勝率45.0％
4番人気【2-2-1-15】
勝率10.0％ 複勝率25.0％
5番人気【1-4-0-15】
勝率5.0％ 複勝率25.0％
6番-9番人気【2-0-11-67】
勝率2.5％ 複勝率16.3％
10番人気以下【1-3-3-169】
勝率0.6％ 複勝率4.0％
■単勝オッズ
※過去20年分。
1.9倍以下【3-2-0-2】
勝率42.9％ 複勝率71.4％
2.0～2.9倍【1-2-1-4】
勝率12.5％ 複勝率50.0％
3.0～4.9倍【5-4-3-8】
勝率25.0％ 複勝率60.0％
5.0～7.9倍【3-3-1-12】
勝率15.8％ 複勝率36.8％
8.0～14.9倍【5-3-3-29】
勝率12.5％ 複勝率27.5％
15.0～19.9倍【0-3-3-12】
勝率0.0％ 複勝率33.3％
20.0～49.9倍【2-2-5-65】
勝率2.7％ 複勝率12.2％
50.0倍以上【1-1-4-164】
勝率0.6％ 複勝率3.5％
1番人気の連対率、複勝率は及第点以上。1～3番人気トータルの複勝率も50%をキープしており人気サイドの信頼度が比較的高いレース。2桁人気で制した馬は2019年のロジャーバローズ（12番人気）しかおらず、同馬はグレード制が導入された1984年以降の最低人気勝ち馬。これを含めてもグレード制導入以降の4番人気以下の優勝馬は9頭だけと上位人気が勝つ確率はかなり高い。しかし、過去10年の平均配当を見ると3連複と3連単の数値が高いようにヒモ荒れ傾向の強い一戦。軸は手堅く、相手は大胆に狙うというのが日本ダービーの正しい攻め方。
■脚質
※過去20年分。
逃げ【0-3-1-18】
勝率0.0％ 複勝率18.2％
先行【9-6-3-54】
勝率12.5％ 複勝率25.0％
差し【8-9-13-141】
勝率4.7％ 複勝率17.5％
追込【3-2-3-83】
勝率3.3％ 複勝率8.8％
勝率、連対率、複勝率、単勝回収率は先行が首位で、複勝回収率は逃げがトップ。その一方で、後方からの追い込み勢の健闘も目立ち、脚質およびポジションについては過度に意識する必要はないものと思われる。だが、決め手の有無に関しては徹底的に追求すべき。2014年以降、上がり3ハロンタイム1～2位馬は【6.3.5.13】の好成績。また、前走が皐月賞かつ上がり3ハロンタイムが最速だった馬は、【5.1.0.7】と約半数が連対している。速い上がりを使えることが大きな武器となるレースであることは間違いない。連軸を選ぶ際には末脚のしっかりしたタイプを優先すべき。
■枠別
※過去20年分。
1枠【7-3-1-29】
勝率17.5% 複勝率27.5%
2枠【2-1-4-33】
勝率5.0% 複勝率17.5%
3枠【4-2-1-33】
勝率10.0% 複勝率17.5%
4枠【0-5-3-31】
勝率0.0% 複勝率20.5%
5枠【2-1-1-36】
勝率5.0% 複勝率10.0%
6枠【2-4-3-31】
勝率5.0% 複勝率22.5%
7枠【2-2-6-49】
勝率3.4% 複勝率16.9%
8枠【1-2-1-54】
勝率1.7% 複勝率6.9%
複勝回収率を除いた全項目で1枠がトップ。2枠の複勝回収率が3位、3枠の勝率&単勝回収率は2位と、内寄りの枠が優秀なパフォーマンスを示している。過去20年の勝ち馬20頭中13頭を1～3枠で占めており、内枠有利。人気馬はもちろん人気薄の激走例も多く2014年以降だけでも6番人気以下で3着以内に入った馬の9頭中5頭が1～3枠。うち3頭は2桁人気という活躍ぶり。外枠である7～8枠からも9頭が馬券に絡んではいるが、その7頭中6頭が5番人気以内の人気サイド、うち4頭は1番人気だった。外枠の人気薄激走は見込み薄と考えたほうがいい。
■血統
※東京競馬場／芝／2400m／過去5年
※同コース種牡馬別成績
ディープインパクト【20-21-18-116】
勝率11.4% 複勝率33.7%
ドゥラメンテ【15-13-12-46】
勝率17.4% 複勝率46.5%
ハーツクライ【12-9-7-114】
勝率8.5% 複勝率19.7%
ルーラーシップ【10-15-7-70】
勝率9.8% 複勝率31.4%
ハービンジャー【10-11-3-60】
勝率11.9% 複勝率28.6%
キングカメハメハ【8-7-2-39】
勝率14.3% 複勝率30.4%
ゴールドシップ【6-6-9-95】
勝率5.2% 複勝率18.1%
エピファネイア【5-4-6-45】
勝率8.3% 複勝率25.0%
キタサンブラック【4-4-2-25】
勝率11.4% 複勝率28.6%
オルフェーヴル【4-1-4-34】
勝率9.3% 複勝率20.9%
2018～2021年まで4連覇、種牡馬として日本ダービー通算7勝の金字塔を打ち立てたディープインパクトだが、2023年（2020年産）のラストクロップを以て直仔の出走はなくなったため、今はまさに時代の変わり目といえる過渡期にある。一方で、2022～2023年はキタサンブラック産駒が2着入線、2024年もキズナ産駒が2着を死守するなど、相変わらずディープインパクトに所縁ある血統背景を持つ馬の勝ち負けが続いている。
日本ダービーのまとめ
・人気、軸は手堅く相手は大胆に。
・脚質、末脚のしっかりしたタイプ。
・枠別、内枠有利。
・血統、ディープインパクトに所縁ある血統背景。
これらのチェックが必要です
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