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今週の重賞展望
①エリザベス女王杯
秋の古馬牝馬ナンバーワンを決める戦いに今年は15頭が登録。
どの馬が人気を集めるのか少し読みづらいところはあるのですが、秋華賞3着のハーパー、ローズS2着のブレイディヴェーグら3歳勢が人気の中心になりそうです。
今年の3歳牝馬戦線は完全にリバティアイランドの一強でしたが、世代全体のレベルとしてはどうなのか、古馬と初対戦となる今回が三歳勢にとって試金石の一戦となりそうです。
さて、今回の舞台となる京都芝2200mは外回りコースを使用します。
牝馬にとってはなかなか過酷な2200mという距離、そして最後の直線がおよそ400mと長いこともあり、前半から速いペースになるようなことは少なく前の位置で運べる馬が有利。
実際に近年はクロコスミアが積極的な競馬を武器に3年連続で連対。
古い話ではオースミハルカも逃げと番手の競馬で2年連続で連対しています。
今回はメンバーを見渡してみても何が何でもハナを取りたいような馬は見当たりませんし、例年通りスローで流れて直線勝負になるのではないでしょうか。
そうなるとやはり穴候補は逃げ馬。
ディヴィーナが前走逃げる競馬で府中牝馬Sを勝利していますが、スタート後かかり気味だったあたりを見ると距離延長はマイナス材料。
ローゼライトあたりも逃げる競馬をしてきそうですが、個人的には逃げ候補としてルージュエヴァイユに注目しています。
非凡な決め手が武器の馬ですが、エプソムカップでは大外枠から積極的に番手の位置を取りに行きジャスティンカフェの2着と好走。
枠の並びにもよりますが大一番の今回逃げる可能性も大いにあると思っていますし、控えても差し脚の鋭さは証明済み。
馬券的には必ず抑えておきたい一頭だと思います。
②デイリー杯2歳ステークス
こちらも4年ぶりとなる京都開催。
例年あまり出走馬が揃わないレースであり今年も小頭数で行われます。
そのため固い決着になることが多く、阪神開催も含めた過去10年の勝ち馬は全て5番人気以内と、割と人気サイドで決まる傾向があります。
また、レースのポイントとしてマイル戦での経験という点が非常に重要。
過去10年の連対馬の多くが、このレースの前にマイル戦での勝利経験があり、既にマイル重賞を経験している馬や新馬戦未勝利戦でマイルを走っている馬を、まずは馬券の中心に考えたいところです。
血統面ではSS系、なかでもダイワメジャー産駒、ディープインパクト産駒の活躍が目立ちます。
今年の出走馬の中にはそれらの産駒はいませんが、ディープの血を引くリアルインパクト産駒であるクリーンエアが血統的には推せる馬。
仕上がり早の傾向がある父に加え、母父がミスプロ系と2歳戦からバリバリ走れそうな血の持ち主。
デビューから二戦続けてマイル戦を使っており経験値も豊富で、前走は重賞で三着と好走。
一頭馬券の軸馬を決めるとしたらこの馬から入りたいところですね。
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