4月9日土曜日に中山競馬場芝1600mを舞台に行われるニュージーランドトロフィー(G2)。
昨年の2着馬タイムトゥヘヴンは先週のダービーCTを後方一気の差し足で勝利。
17年の3着馬ボンセルヴィーソ、18年の勝ち馬カツジ、19年のワイドファラオや昨年のバスラットレオンと、近年は芝ダート問わずその後重賞戦線で活躍する馬を輩出しています。
NHKマイルカップの前哨戦ということでマイル重賞を使ってきた馬に食指が伸びそうなところですが、前走同距離の重賞から参戦してきた馬があまり結果を残せていないレースであり、ファルコンSからの延長組や皐月賞のトライアルから距離を短縮してここに挑む馬でも馬券に絡みやすい点が特徴です。
近2年こそ1分33秒台と速い時計で決着していますが、基本的には道中のペースは割と流れるもののタイムはそこまで速くならず、上がりも34秒台での決着となりやすいレース。
最低限の決め手は必要かもしれませんが、淡々と流れる中、前々でスムーズに流れに乗りながら持続的に脚を使える馬を馬券の中心に据えたいところです。
本命は◎ティーガーデン
東京マイルの未勝利、中山のひいらぎ賞とマイル戦を連勝して挑んだ前走のファルコンSは8着と敗れました。
しかし、このファルコンSはハイペースだったとはいえさすがに位置取りが悪過ぎましたし、直線を向いたところで不利もありスムーズとは言えない内容でした。
それでも一度は最後方近くまでポジションを下げながらも、最後は8着まで頑張ったあたり、スムーズな競馬が出来ていれば着順は大きく変わっていたのではないかと思います。
2歳時は気性面で幼さを見せていたため、前走の1400mという距離は絶好の舞台だと思っていましたが、折り合い面では少し進歩が見られたこともあり、今回マイルに再び距離を戻しての巻き返しに期待します。
対抗は○アバンチュリエ。
今回と同コースで行われた前走は、道中二番手を我慢させながら進み、最後は逃げ馬を捕まえての勝利。
中山得意なロベルト系モーリス産駒であり、ペースが流れる持続力勝負は血統的にもマッチするはずです。
新馬戦からの三戦は全て上がり最速の脚を使っているように決め脚も備えており、どのような競馬にも対応できそうな柔軟性も高く評価出来ます。
▲にジャングロ。
2歳時は行きっぷりが良すぎる印象で、1200mでハナをきってどこまで粘れるかといういかにも米国産馬といったレースをしていましたが、前走のマーガレットSでは上手くコントロールが利いており、これならマイルでもという手応えが感じられました。
1200m戦でも逃げの手を打てるほどスピードはある馬なので、問題はどこまでそのスピードを持続させられるか。
東京コースだと粘れるイメージが湧かないのですが、直線の短い中山であれば押しきる場面が見られるかもしれません。
以下、前走中山マイル戦を勝利している△サーマルウインド、シンザン記念の勝ち馬△マテンロウオリオンまで印をまわします。
馬券は3連複5頭BOX
◎-○-▲-△-△
コメント